先輩社員インタビュー

“食”を通して“幸せ”に貢献したい 
―営業開発第一線の現場から―

 1969年の創業以来、「食」を通して人々の豊かな生活と幸せを追求している角光化成株式会社。業務用を中心にカレールウから中華調味料発酵調味料乳化油脂香味油まで幅広い製品を提供しています。その第一線で活躍する営業開発部の3人を対象に座談会を開催、お話を伺いました。
 営業開発部は、“製販一体化”により、新たな製品開発とその営業・販売のさらなる強化を目指して、研究開発部門と営業部門が合体して出来た新しいセクション。入社の動機から、職場の雰囲気や社風、日々の仕事の様子や、やりがい、達成感、そして福利厚生などについて縦横に語ってもらいました。
 そのインタビューからは、新たな製品開発やその営業にかける前向きでビビッドな姿勢や、風通しのよい明るい社風がひしひしと伝わってきました。

入社の動機―こうして私は角光化成を選んだ

まず角光化成に入社した動機をお聞かせください。
近藤 彩2009年4月入社
私自身、料理することも食べることも好きだったので、漠然と食品会社に入りたいなと思っていました。大学では応用生物科学部の食品化学加工の研究室に所属していました。大学の専攻が食品だったことと、所属の教授から紹介されたのが最初のきっかけです。現在、研究開発に携わっていますが、同じ大学の先輩が数多く在籍されていたこともあり、色々相談に乗って頂いたことも大きかったです。説明会のときに工場見学に行ったのですが、工場長から「専門的な知識を生かして活躍できる場所がたくさんある。そして、それをやらせてもらえる環境があるからぜひ来てほしい」といわれ心が決まりました。
大矢 淳2013年10月入社
大学は理系の海洋学部で、最初水産会社に就職し2年半ほど勤務しましたが、食品関連の専門企業で働きたいと思い探していました。労働環境や会社の雰囲気を重要視しており、面接を受けた時、この会社のアットホームな雰囲気が伝わってきました。また、社長と距離の近さを感じることができました。
和多田 悠里2016年4月入社
私も当社が2社目の勤務です。前職は通信関係の営業で、電話やネットワークを扱っていました。しかし、食品業界で営業するというのが最終的な目的でした。自分が携わった食品が世に出て行くということに魅力を感じました。最初に社長にお会いしたときに、この方についていきたいなと思いました。

1日の業務の流れは?

みなさん、典型的な1日の業務の流れについてお教えください。
和多田始業開始30分前に本社に出社して、その日商談予定のお客様のための資料などを準備し、9時前には本社を出ます。午前中1件、午後2件というペースで訪問をし、翌日の用意・上司への報告等を終えて6時か6時半に終わるというのが普段のパターンです。
大 矢私も和多田と重複する部分があるのですが、それに加えるとしたら空いた時間でアポをとったりします。新規と既存店のバランスを取りながらやっています。
お二人は営業のテリトリーなどが分かれているのですか。
大 矢特にテリトリーという決まりはないのですが、私は静岡、東京、神奈川を中心でやっています。
和多田私は新規開拓をメインに営業活動をしております。新規のお客様なので、難しい面もありますが、楽しみながらやっています。
近 藤野田工場に勤務しています。1日の流れとしては7時半くらいに出社後、朝礼や作業者の皆さんに挨拶や見回りをして1日が始まります。研究開発部門ですが、工場の品質管理課も兼ねて仕事しています。そのため、製品の検査や製造状況の確認をします。それが終わるとメールチェックなどの事務処理をして研究開発業務が始まります。営業からの連絡で、「お客様がこんなことを言っています」という課題について解決策を考えます。「こんなふうにやれば、とてもおいしくできますよ」とアドバイスしたりします。また、自分が目指すまったく新しい商品開発に挑戦する時もあります。実験室で研究や実験もしますし、工場の現場で品質管理の仕事もします。その他には、基礎的な研究の実験をしたりと色々な仕事を任せてもらっています。
時間は定時に終わることが多いです。

コミュニケーションを心がけ、社外にも視野を広げる

仕事を遂行するに当たって心がけていることは何ですか。
大 矢お客様ともそうですが、社内でもコミュニケーションを取るということを心がけないといけないなと常に思っています。定期的に自社工場に行き現場の方に積極的に会うようにしています。また、お客様目線で考え動くようにしています。
和多田私もコミュニケーションを大事にしています。自分がいることで和やかになればいいなと。そんな存在でいたいと思っています。社内でもお客様とでも良好な関係が築ければ仕事もしやすくなるだろうし、いろんなことが円滑に進むと思うので、そこを一番大事にしています。
近 藤開発とか研究の仕事はゴールを設定するのが難しくて、やろうと思えば何時間でもやってしまいます。つまり、終わりが見つからないというところがあって、その中でだらだらしないということが大切です。ここまでをこの期間でやるというような自分の中で時間配分を効率化することを心がけています。さらに、開発や新しい商品づくりのため、社外にも目を向けて、どんどん外にでて調査したりデパート回ったりといったことも大切にしています。
仕事で大変だなと思うのはどういう時でしょうか?
大 矢どうやってアポイントを埋めていくか、これが意外と大変です。まずお客様に会わないとコトは進みません。課題や問題点も見つかってきません。午前1件、午後2件、多ければ4件回ることもあります。アポイントを取るのは正直難しいですね。
和多田営業という仕事は、お客様がいて初めて成り立つので、自分の思うようにいかない事が多いのも事実です。売上を背負うプレッシャーもありますが、毎日自分でノルマやテーマを決めて、活動しております。
近 藤一生懸命頑張って開発したけれど思ったようにいかず商品化まで至らなかったり、いくつもアイデアを出してもお客様に「ちょっと違うね」と言われるのが、つらいところです。そうなった時にどこで見切りをつけるのか、あるいは諦めないで前に進むのか、そこの判断も非常に難しいですね。

何事にも替えがたい仕事を成就した時の喜びや達成感

では、逆に仕事の喜びや達成感を感じるのはどういう時でしょうか?
近 藤諦めないで提案し続けた自社商品がお客様に認めて頂き、大手食品企業様に採用された時は本当にうれしかったですね。例えば、パンや中華まんの生地に採用されてコンビニで販売された場合、自分の目で実際に店頭で確かめることができるのです。原材料の中に自分が作った商品が入っていてそれをお客様が手にとって、「おいしそうだね」と買っていく姿を見るのはとてもうれしいものです。
大 矢もちろん採用になるのはうれしいことですが、その中でも新規で決まるのが一番うれしい。初めて新規で決めたのは、入社してから1年半くらい通った時で、カレーパンの材料でした。最近では飛込みから通い続けて、足かけ4年でようやく採用されたものがあります。通い続けて使ってもらったというのがうれしいです。
和多田営業職にとって採用になるのが一番の喜びです。それまでの自分がやってきた営業の苦労やプロセスが走馬灯のようにかけめぐります。自分が電話しなかったらこの商品はなかったと思いますし、たまたま入った店にその商品があると、自分のした仕事がここにあったと目で見えるので楽しい。何事にも粘り強くないといけません。
入社以来、一番記憶に残っている仕事上のエピソードをお聞かせください。
近 藤ある日、市場調査のため展示会に行ったのですが、そこでたまたま出会ったお客様(当時はまだお客様ではなかったのですが)と一緒に商品を作りましょうという話になりました。普段は開発する立場ですが、そのときは商品企画から営業まで任せてもらえました。営業見積書を書き、企画営業、商品開発、そして最後の販売まですべてやらせてもらい、それはいい経験になりました。もちろんお客様も喜んでくださいました。
大 矢製品に対してクレームがあった時のことが印象に残っています。先方の企業とは普段は開発や購買のセクションの方と会っていることが多いのですが、その時は別の部署の方からクレームをいただきました。普段行かない部署にも定期的にあいさつに伺うなど訪問することが大切だと痛感しました。
和多田まだ入社して日が浅いのですが、入社して1年以内になにかしら絶対売ろうと決めていたのです。でも全然売れない。営業は数字をあげないといけないので、正直焦りもありました。それがちょうど12ヶ月目に採用が決まりました。ようやくひとつ売れたなという感慨にひたりました。逆に一つ売ることの大変さも改めて感じました。
今後、仕事を通して、こういう人間になりたといという希望や夢を語ってください。
近 藤私に聞けば何でも知っているから答えてくれるというように、会社の皆さんから必要とされる人間になりたいと思います。
和多田営業として「売上一番」という記録を達成してみたい。それと、一つの分野にたけているというか、「この分野は和多田!」と言われるようになりたいですね。そういう窓口になっていければいいなと思います。
大 矢自社商品だけではなく他のメーカーさんの原料を、お客様に紹介することもあります。例えば、お客様が「こういう材料を探しているのだけど、どこにあるか知ってる」と質問してきた時、その場で即座に答えられる営業になりたいですね。

アットホームな社風で福利厚生も充実

先ほど入社の動機で社内の雰囲気が良かったという話がありましたが、社風についてざっくばらんに語ってくれますか。
近 藤本当にアットホームだと思います。今、見ていただいても分かるように社長や上司がふらっと入って来て話す機会が多いですし、非常に距離感が近い。困ったことがあればすぐに相談できます。
社内の風通しもいいわけですね。
近 藤そうですね。
大 矢本社では私の席の真後ろが社長の席です。だから社長にすぐ話すことができます。また、休みを利用した工場の人と一緒の社員旅行もあります。
和多田前の会社では、顔は知っているけれど、名前は知らないということがありましたし、人間関係でここまで踏み込んではダメということがありましたが、当社は皆家族のような感じで、良くも悪くも何でも知っている間柄。それが魅力的だと思います。
福利厚生の面はどうですか。
近 藤2年に一度社員旅行に連れていっていただいています。今年は、北陸新幹線に乗って富山に行きました。皆で年に二回ゴルフコンペもやっています。私も社長と一緒にコンペに参加しました。
和多田社員旅行では、本社と工場単位で宴会芸をやっています。出発前にそのための練習も念入りにやります。この会社に来て初めてそういうことを経験させてもらい、いいなあと感じました。主にモノマネや笑い系ですが、皆さん構成も練りに練って凝っています。
近 藤私は今年野田工場のメンバーとして「パーフェクトヒューマン」というダンスをサングラスをかけて踊りました。年齢に関係なく上司も含めて工場全員でやりました。
大 矢やりたがりが多いので血が騒ぐのでしょう。上司が率先してやりますから。そのほか、バーベキューをやったり、ソフトボール大会を計画したりしています。
和多田そうですね。4月にはお花見をするとか、季節ごとのイベントがある感じです。
近 藤それと極めて大切なことですが、当社は女性がとても働きやすい職場です。女性の観点で話させていただくと、産休を取得している人が100パーセントです。子どものいる方はすべて産休・育休を取っています。さらに特筆できるのは、そのあと皆さん、必ず戻ってきます。これはすごいことだと思います。時短も復帰後は2時間取れますので、心強いですね。女性の管理職も20%ほどいます。

社員教育や研修のシステムも完備

社員教育や研修についてお聞きしたいと思います。
近 藤月に一回読書感想文を出すことになっています。どんな本でもよいのですが、本を読む機会を作り、さらに感想文を書くことで自分の考えをまとめ表現できるようにするというのが目標です。私も本を読む習慣がつきました。自分が困っていることに対する課題解決につながるような本が多いです。
大 矢読んで文章に起こすというのは慣れないから大変ですが、とても勉強になります。私は電車の吊り広告に出ている本だったり、本屋で山積みになっている本の帯を見て決めたりしています。この間はフェイスブックを起業するまでの道のりを描いた本を読みました。目に留まったもので、興味があればジャンルは問いません。
和多田私は会社で取得が義務付けられている惣菜管理士の資格取得に向けて、勉強しております。
社内研修などはあるのですか。
近 藤私の場合は開発する上で現場を知らないと商品を作れないので、入社後最初の3か月間は野田工場、1カ月間は境工場で研修しました。研修の最後は上司の指導を受けながらOJTで学ぶという流れでした。
大 矢営業として途中入社しましたが、研究開発の仕事を2か月間野田工場で行い、さらに境工場で1か月間研修を受けました。また、自分で受けたい資格などの講習がある場合、それを申し出て社長が許可を出してくれて受講するということもあります。例えば営業開発部では惣菜管理士の資格を全員が取っています。
近 藤私は食品表示も取っています。これは資格ではありませんが、セミナーを受けて食品表示をつくる側の認定を受けました。会社から行っていいよと言われ講習費も出してもらいました。自分の勉強のために行きたい講習があり、それが許可されればどんな講習にも行かせてもらえます。
和多田私も大矢さんと同じように工場に研修に行ったのをはじめ、先輩に同行して直に営業の勉強をしたり、営業セミナーに行かせていただきました。
大 矢勉強の一つに漢字検定があります。漢字検定は社員全員が持ってないといけないのです。工場も含めて準二級までは必須です。これは結構勉強が必要です。
近 藤私が入社して3年目くらいに漢字検定が始まりました。費用は会社が負担し、会社の工場が試験会場となるので、会社で受けられるようになっています。

最後に―就活生へのメッセージ

これから、角光化成に入りたいという人に対して、こんなスキルや資格があったらいいよとか、こんな経験が役に立つといったアドバイスがあったらお願いします。
大 矢資格は持っていればもちろんプラスにはなりますが、ゼロからの出発であっても大丈夫です。私自身前職で同じ食品を扱っていましたが、水産会社なのでまったく仕事の内容が違いましたし、それでも研修が充実しているので未経験でも心配はないですね。
和多田こんな資格があったらいいというのではなくて、大事なのは仕事のやり方です。
近 藤開発のセクションといえば、化学や生物の知識があったほうがいいわけですが、正直いろいろな仕事を任せてもらえる環境なので、それを受け入れていろいろチャレンジできる人の方がうちの会社は向いていると思います。
大 矢それとやはり食に興味があることが一番です。
近 藤そうですね。食べることが好きでないと。
大 矢そのほうがもっと面白くなると思います。
自分の経験も踏まえて、就活生へ一言メッセージを贈ってください。
和多田会社を選ぶ時は人に言われたからではなくて、ぜひ自分で決めて入ることが重要です。将来的なことを考えて、自分は何をやっていたら楽しいのかを考える。仕事というと厳しいことを想像しがちですが、それでもやっていけるのは何なのかというと、興味や楽しさがあるからだと思うので、私はそこを軸に会社を決めました。学生は名前が知られている大手企業ばかり狙う傾向がありますが、企業の規模の大小ではなく、その会社で自分が満足して働くことができるかを考えて決めてもらうことを希望します。
近 藤会社を選ぶときに私が大事にしたのは、将来的にそこで楽しんで働いている自分を想像できるかということでした。私は自分がやりたいことをやれる会社がよかったので、当社を選びました。この職場で楽しく充実して働いている私を想像することができたのです。
大 矢仕事はやらされるより楽しみながら自分でやるのが一番のモチベーションになると思います。この会社でモチベーションを上げることができるかどうか、そういうことを考えて選べばいいと思います。
今日は、いろいろな話題について本音で語っていただき、ありがとうございました。これから就活を始める学生にとっても非常にためになったと思います。